ジョーの本当に些細な悩み (お笑い/
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最近の僕の悩み ― とっても些細なことなんだけどね ― 時々仲間達との会話がちぐはぐになるんだ。
そんなときは、必ずと言っていいほど相手のほうがムッとするか呆れてる。
やっぱり、僕が天然だから?(はっ、誰? 笑ったのは!)
でも、サイボーグにされる前ってそんなこと無かったような気がするんだよね。(多分・・・自信は無いけど)
なんでだろう・・・?
そう、この前フランソワーズと話していた時のこと―――
―ジョー、イワンの歯ブラシを取ってくれない?
彼女は確かにそう言った!
イワンもやっと歯が生え始めて、最近では歯磨きをするようになったんだ。
テレビの子供番組でやってる歌を歌ってもらいながらフランソワーズに歯磨きをされるイワンはちょっと幸せそう。
自分でもお気に入りの歯ブラシがあるらしくって、それをしっかり握り締めながらの歯磨きタイム。
「で、どっちの歯ブラシが欲しいの?」
僕は何気なくそう聞いた。
だってイワンの歯ブラシは2本あったから。
「だ・か・らー」
呆れたようにフランソワーズが言う。
「歯ブラシって言ってるじゃない」
「だから、どっち?」
「両方よ」
なんだぁ、両方なら両方って言ってくれればいいのに、変なフランソワーズ。
でもフランソワーズはなんであんなにプリプリしているんだろう?
イワン相手に、「変なジョーでちゅね~~」は無いだろう!
アルベルトと話している時だってそうだった ――
―ジョー、すまんが、そこのミサイル取ってくれないか?
膝を開けて、ミサイルの補充をしようとしていたアルベルトはそう言ったんだ。
てっきり満タンにしておくのかと思ったから、箱ごと全部持っていったんだ。
結構重かったよ。(あんなに重いの膝に入れて戦ってるんだね・・・・しんみり)
だけど、アルベルトときたら怪訝そうな顔をして、
「ミサイルって言ったんだから1つでいいんだぞ」
アイスブルーの瞳がちょっと苛立っていた。
・・・・・一体、僕が何をしたっていうんだ?
ピュンマとだってかみ合わないことがある ――
― フランソワーズとパソコン使いたいから、貸してくれない?
僕はそう言った。
ピュンマは自作マシンも含めて5つもPCを持っている、
2つくらい借りるのはいつものことだ。
だから何の気なしに2台持っていこうとしたら、
「なんだぁ。PCなんて言うから2人で1台を使うのかと思ったよ」
「・・・・ごめん、これからはちゃんと『2台借りる』って言うよ」
「いや・・・そういうことじゃなくてさ・・・・」
でも、ピュンマは明らかに戸惑っている僕の表情を察して、「いいよ、気にしないで」って言ったくれた。
・・・・・むっとされるのは腹が立つけど、優しくされると妙に気になる。
でも、やっとわかったんだ、僕とみんなの会話がかみ合わない理由。
ジェットと僕で買い物に行った帰りのこと――
「僕、本を買いたいから本屋に寄りたいんだけど」
「おぅ、俺も雑誌を見たいし、付き合うぜ」
僕らは連れ立って本屋に入った。
そうそう、ベビーカーにはフランソワーズに押し付けられたイワンが居たんだっけ。
雑誌を立ち読みし始めたジェットを置いて、僕は本を探し始めた。
読みたかった小説と車関係の本、そしてフランソワーズと2人で旅行に行く軽井沢のガイドブック!(照)
3冊捜していたんだけど・・・。
「おい、まだか?」
ジェットはすっかり飽きてしまったらしく、僕を捜していた。
僕はというと手に本を1冊持って、残りの2冊を探していた。
「なんだぁ、もう本は見つかったんじゃねーか。さっさと買って、とっとと帰ろーぜ」
「いや、まだ2冊探しているんだ」
「だってお前、『本を買いたい』って言ったじゃないか」
「そうだよ、だからその買いたい本を探してるんだよ!」
あぁ、まただ。
また、会話がかみ合わない。
ジェットが「そうならそうと、最初からそう言えよ!」って怒ってる。
だから、そう言っているのに。
なんなんだよ・・・一体。
―じょー、じぇっと、翻訳機ヲ、切ッテゴランヨ。―
突然イワンが言った。
えっ、翻訳機?なんで?
とにかく言われるままに翻訳機を切る。
ジェットが早口でまくし立てる。
英語だからさっぱりわからない。
「ごめん、翻訳機を切ったんだから。もう少しゆっくりしゃべってよ、僕でもわかる英語でさ。(ここはイワンが通訳)」
あぁ解った、という表情をしてジェットは教科書に出てくるような英語をゆーーーーーっくりとしゃべってくれた。
You said ”I want to buy A BOOK”,but you are going to buy BOOKS!
”a book” と ”books”・・・・
僕の脳裏に英語の授業が蘇る・・・。
― 単数形と複数形 ―
そういうのあったよね、確か・・・・。
そして、日本語には複数形の表現が・・・・無い!
だから、みんなと会話が成立しなかったんだ。
歯ブラシ une brosse a dents と brosses a dents
ミサイル ein Geschoss と Geschosse
ムアンバでPCのことを何て呼ぶかは知らないけど・・・・
みんな「1つ」と「2つ以上」を会話の中で使い分けていたんだ!!!
翻訳機はとっても便利だけど、ちょっと不便。
翻訳機のおかげで”天然ジョー”って陰口叩かれてるかも・・・。(涙)
以来、僕は話をするときには
「1本の歯ブラシを取って」
とか
「何冊かの本を買いに行きたい」
って言うようにした。
面倒くさいけど、誤解が無くていい。
でも正直、疲れるよ (ノ_-;)ハア…
今度ギルモア博士に相談してみようかな・・・やっぱ無理だろうな。
新しい悩みが増えたな・・・・。
あとがき
書くのが遅い私にしては、新記録、30分で9割を書き上げました。
しかし、残りの1割が大変でした。
フランス語の歯ブラシ
ドイツ語のミサイル
調べても、調べても見つからない。
ネットで探し回って、やっと見つけたのがアレです。
いまだにあれで合っているのかとても不安です。
(03年2月21日 NBG様に投稿)
9,2,3,4,8が登場。
平ゼロ天然ジョーの真実に迫ります!(嘘)
平ゼロ天然ジョーの真実に迫ります!(嘘)
最近の僕の悩み ― とっても些細なことなんだけどね ― 時々仲間達との会話がちぐはぐになるんだ。
そんなときは、必ずと言っていいほど相手のほうがムッとするか呆れてる。
やっぱり、僕が天然だから?(はっ、誰? 笑ったのは!)
でも、サイボーグにされる前ってそんなこと無かったような気がするんだよね。(多分・・・自信は無いけど)
なんでだろう・・・?
そう、この前フランソワーズと話していた時のこと―――
―ジョー、イワンの歯ブラシを取ってくれない?
彼女は確かにそう言った!
イワンもやっと歯が生え始めて、最近では歯磨きをするようになったんだ。
テレビの子供番組でやってる歌を歌ってもらいながらフランソワーズに歯磨きをされるイワンはちょっと幸せそう。
自分でもお気に入りの歯ブラシがあるらしくって、それをしっかり握り締めながらの歯磨きタイム。
「で、どっちの歯ブラシが欲しいの?」
僕は何気なくそう聞いた。
だってイワンの歯ブラシは2本あったから。
「だ・か・らー」
呆れたようにフランソワーズが言う。
「歯ブラシって言ってるじゃない」
「だから、どっち?」
「両方よ」
なんだぁ、両方なら両方って言ってくれればいいのに、変なフランソワーズ。
でもフランソワーズはなんであんなにプリプリしているんだろう?
イワン相手に、「変なジョーでちゅね~~」は無いだろう!
アルベルトと話している時だってそうだった ――
―ジョー、すまんが、そこのミサイル取ってくれないか?
膝を開けて、ミサイルの補充をしようとしていたアルベルトはそう言ったんだ。
てっきり満タンにしておくのかと思ったから、箱ごと全部持っていったんだ。
結構重かったよ。(あんなに重いの膝に入れて戦ってるんだね・・・・しんみり)
だけど、アルベルトときたら怪訝そうな顔をして、
「ミサイルって言ったんだから1つでいいんだぞ」
アイスブルーの瞳がちょっと苛立っていた。
・・・・・一体、僕が何をしたっていうんだ?
ピュンマとだってかみ合わないことがある ――
― フランソワーズとパソコン使いたいから、貸してくれない?
僕はそう言った。
ピュンマは自作マシンも含めて5つもPCを持っている、
2つくらい借りるのはいつものことだ。
だから何の気なしに2台持っていこうとしたら、
「なんだぁ。PCなんて言うから2人で1台を使うのかと思ったよ」
「・・・・ごめん、これからはちゃんと『2台借りる』って言うよ」
「いや・・・そういうことじゃなくてさ・・・・」
でも、ピュンマは明らかに戸惑っている僕の表情を察して、「いいよ、気にしないで」って言ったくれた。
・・・・・むっとされるのは腹が立つけど、優しくされると妙に気になる。
でも、やっとわかったんだ、僕とみんなの会話がかみ合わない理由。
ジェットと僕で買い物に行った帰りのこと――
「僕、本を買いたいから本屋に寄りたいんだけど」
「おぅ、俺も雑誌を見たいし、付き合うぜ」
僕らは連れ立って本屋に入った。
そうそう、ベビーカーにはフランソワーズに押し付けられたイワンが居たんだっけ。
雑誌を立ち読みし始めたジェットを置いて、僕は本を探し始めた。
読みたかった小説と車関係の本、そしてフランソワーズと2人で旅行に行く軽井沢のガイドブック!(照)
3冊捜していたんだけど・・・。
「おい、まだか?」
ジェットはすっかり飽きてしまったらしく、僕を捜していた。
僕はというと手に本を1冊持って、残りの2冊を探していた。
「なんだぁ、もう本は見つかったんじゃねーか。さっさと買って、とっとと帰ろーぜ」
「いや、まだ2冊探しているんだ」
「だってお前、『本を買いたい』って言ったじゃないか」
「そうだよ、だからその買いたい本を探してるんだよ!」
あぁ、まただ。
また、会話がかみ合わない。
ジェットが「そうならそうと、最初からそう言えよ!」って怒ってる。
だから、そう言っているのに。
なんなんだよ・・・一体。
―じょー、じぇっと、翻訳機ヲ、切ッテゴランヨ。―
突然イワンが言った。
えっ、翻訳機?なんで?
とにかく言われるままに翻訳機を切る。
ジェットが早口でまくし立てる。
英語だからさっぱりわからない。
「ごめん、翻訳機を切ったんだから。もう少しゆっくりしゃべってよ、僕でもわかる英語でさ。(ここはイワンが通訳)」
あぁ解った、という表情をしてジェットは教科書に出てくるような英語をゆーーーーーっくりとしゃべってくれた。
You said ”I want to buy A BOOK”,but you are going to buy BOOKS!
”a book” と ”books”・・・・
僕の脳裏に英語の授業が蘇る・・・。
― 単数形と複数形 ―
そういうのあったよね、確か・・・・。
そして、日本語には複数形の表現が・・・・無い!
だから、みんなと会話が成立しなかったんだ。
歯ブラシ une brosse a dents と brosses a dents
ミサイル ein Geschoss と Geschosse
ムアンバでPCのことを何て呼ぶかは知らないけど・・・・
みんな「1つ」と「2つ以上」を会話の中で使い分けていたんだ!!!
翻訳機はとっても便利だけど、ちょっと不便。
翻訳機のおかげで”天然ジョー”って陰口叩かれてるかも・・・。(涙)
以来、僕は話をするときには
「1本の歯ブラシを取って」
とか
「何冊かの本を買いに行きたい」
って言うようにした。
面倒くさいけど、誤解が無くていい。
でも正直、疲れるよ (ノ_-;)ハア…
今度ギルモア博士に相談してみようかな・・・やっぱ無理だろうな。
新しい悩みが増えたな・・・・。
あとがき
書くのが遅い私にしては、新記録、30分で9割を書き上げました。
しかし、残りの1割が大変でした。
フランス語の歯ブラシ
ドイツ語のミサイル
調べても、調べても見つからない。
ネットで探し回って、やっと見つけたのがアレです。
いまだにあれで合っているのかとても不安です。
(03年2月21日 NBG様に投稿)
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